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東急2009年度鉄軌道事業設備投資計画

東急の2009年度鉄軌道事業設備投資計画が発表されました。
http://www.tokyu.co.jp/contents_index/guide/news/090515-2.html

大井町線改良・田園都市線二子玉川~溝の口の複々線化事業なのですが、いよいよ7/11に二子玉川~溝の口の複々線化が完了します。現在、複々線化工事自体はほぼ完了し、溝の口付近での大井町線折り返しスペースの設置が行われています。この区間は大井町線・田園都市線の既存区間と同様、ATCが導入される予定です。
その他、上野毛駅の改良工事が2010年度の完成を目指し進められます。

2012年度の完成となる東横線の副都心線直通に伴う改良工事もひき続き進められます。渋谷~代官山の地下化はシールドマシンが渋谷から代官山に向かって進み始め、いよいよ工事が本格化することをうかがわせます。
また、中目黒・学芸大学等で10両編成への停車に対応した工事が進められます。既に中目黒駅では出入口向かいのガード下で関連工事が始められています。最終的には特急・急行停車駅で10両編成に対応できるようになります。個人的にはスペースの少ない自由が丘をどうするのかが気になりますが…。

5000系・7000系は東横線・池上線・多摩川線合わせて43両が投入されます。
また、これとは別に田園都市線の6ドア車3両化のための中間車が導入されます。「なお、田園都市線では、遅延抑制と混雑感の軽減を目的として、6ドア・座席格納車両の増備を進めていきます。」とだけあるので、田園都市線へは6ドア車のみの投入となり、編成単位での導入はされないと考えられます。

現在、本来田園都市線に重点的に5000系が入る予定だったのですが、6ドア車3両化の影響もあり計画が一部変更になり、一部の5000系が東横線に投入されています。その影響が残っているので、この「43両」というのも今後どうなるかは不明です。

東横線へは5000(5050)系が投入され、それによって捻出された9000系が大井町線二子玉川~溝の口延伸に伴う増発用に回されると考えられます。池上線・多摩川線へは7000系が投入され、7600・7700系に廃車が発生すると予想されます。既に上田向けの1000系は予定の4編成の投入が完了しており、それに7600・7700系を加えると予定の19本に達します。

それ以外にも、世田谷線への非常ボタン設置やたまプラーザ駅改良工事が進められる予定です。

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札沼線電化へ

JR北海道札沼線の桑園~あいの里公園間が電化されるとのことです。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/164917.html

札沼線の札幌寄り区間は札幌都市圏の通勤・通学路線として利用客が増えており、客車改造で運転台のない車両も存在するキハ141系や3ドアロングシートのキハ201といった車両が運用されています。

電化することによってエネルギー効率の向上やさらなる輸送力増強が可能になります。札沼線の札幌寄り区間は非電化区間としては本数が多いことから、電化の効果が大きいと考えられたのでしょう。

桑園~札幌間の函館本線が交流50Hz20000Vで電化されていることから、札沼線もこの方式で電化されることが考えられます。電化後は函館本線・千歳線で運用されている731系のような車両が走ることになるでしょう。

電化は数年後をめどにするとのことです。また、今後はあいの里公園~北海道医療大学間の電化も考えられています。

一方で、北海道医療大学~新十津川の末端区間は乗客がかなり少なくなり、今回の電化によって非電化区間が飛び地となるので、この区間をどうするのかという問題があります。この区間はディーゼルカー1両でも足りており、浦臼~新十津川間は3往復しか走っていません。このため、北海道医療大学までの電化を機に廃線になる可能性も考えられます。札幌に近いという地の利を活用して何かに使えないかとは思いますが…。