相鉄11000系
http://www.sotetsu-group.co.jp/news_release/archives/PDF/080522_03.pdf
5000系と7000系を置き換えるための車両となっており、JR東日本のE233系と同様、主要機器の二重系化や液晶モニターの設置が行われます。見た目は10000系とあまり変わっておらず、実際に登場してみないとわからない部分も多いと考えられます。
今年度は20両が投入されるとのことで、おそらく10両編成2本が入ると考えられます。
相鉄はJRや東急との直通運転が計画されており、それに向けて新車が大量投入されることが考えられます。今回の設備投資計画にも「JR東日本相互直通運転関連・車両改修工事」とあり、既存の車両もJR乗り入れに対応するための改造が行われると考えられます。保安装置の変更のほか、JR側の直通線区次第では8000・9000系クロスシート車のロングシート化も行われる可能性があります。また東急との直通の際には車両限界やホームゲートなどの関係で新車にする必要があり、さらなる新形式車の登場も予想されます。
関連ブログ:
「always 永遠を駆け抜ける一瞬の僕ら:相鉄に新型車両11000系!!」 http://blog.livedoor.jp/kuninaka_mai_k/archives/51452182.html
「新川崎駅1番線:相鉄11000系登場へ。さらに今年度から相鉄~JR線への乗り入れ工事実施へ」http://yokosukayusou.blog22.fc2.com/blog-entry-176.html
四国新幹線
四国新幹線の建設調査が打ち切りになった模様です。
http://www.asahi.com/national/update/0521/TKY200805210293.html
四国新幹線は大阪から徳島・高松・松山を通って大分へ向かう新幹線として計画されました。
http://
現在建設されている「整備新幹線」ではない「基本計画路線」というもので、整備新幹線が完成した後に建設の優先順位を決めるというものです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E3%82%92%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%8D%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A%E9%89%84%E9%81%93%E3%81%AE%E8%B7%AF%E7%B7%9A%E3%82%92%E5%AE%9A%E3%82%81%E3%82%8B%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E8%A8%88%E7%94%BB
のうち、「昭和48年告示第466号」にある路線が「基本計画路線」と呼ばれるものです。
このうち奥羽新幹線はミニ新幹線方式で形を変えて実現(山形新幹線と秋田新幹線)、中央新幹線はリニア方式で建設が行われようとしています。
四国新幹線も本当の新幹線を造るわけではなく、本州~淡路島~徳島間で明石海峡大橋経由の道路が混雑してきたときに鉄道を通せるか、また四国~九州にも鉄道を通せるのかというのを調査しただけだと考えられます。実際、この朝日新聞の記事にも「国交省は海底トンネル建設準備のため、83年度から本州―淡路島の海底の地質調査を開始。海底を垂直に掘るなどして、わき水の有無や岩盤の強度などを毎年1億円で調べている。松山市―大分市も79~88年度に調べ、報告書をまとめたが、調査費は不明だ。」とあり、海底トンネルの地質調査が中心だったことがうかがえます。
たまたまそこを通る鉄道計画が四国新幹線しかなかったので、「四国新幹線」としての調査費を出していただけなのではないのかな。なので青函トンネルと同様、いずれは新幹線を通すことを前提として当分は在来線を走らせるというものになっていたのではないかと考えられます。
大鳴門橋は瀬戸大橋と同様、下に鉄道が通せる構造で建設されており、現在その施設は「渦の道」という観光遊歩道に転用されています。
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明石海峡大橋も当初予定では鉄道を通すことになっていたのですが、淡路島や大鳴門橋の鉄道建設のめどが立っていないこと、また瀬戸大橋ルートで既に鉄道が通っていることなどから道路単独に変更され、このため明石海峡経由・紀淡海峡経由で鉄道を通せないかということが取りざたされていました。