四国新幹線
四国新幹線の建設調査が打ち切りになった模様です。
http://www.asahi.com/national/update/0521/TKY200805210293.html
四国新幹線は大阪から徳島・高松・松山を通って大分へ向かう新幹線として計画されました。
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現在建設されている「整備新幹線」ではない「基本計画路線」というもので、整備新幹線が完成した後に建設の優先順位を決めるというものです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E3%82%92%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%8D%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A%E9%89%84%E9%81%93%E3%81%AE%E8%B7%AF%E7%B7%9A%E3%82%92%E5%AE%9A%E3%82%81%E3%82%8B%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E8%A8%88%E7%94%BB
のうち、「昭和48年告示第466号」にある路線が「基本計画路線」と呼ばれるものです。
このうち奥羽新幹線はミニ新幹線方式で形を変えて実現(山形新幹線と秋田新幹線)、中央新幹線はリニア方式で建設が行われようとしています。
四国新幹線も本当の新幹線を造るわけではなく、本州~淡路島~徳島間で明石海峡大橋経由の道路が混雑してきたときに鉄道を通せるか、また四国~九州にも鉄道を通せるのかというのを調査しただけだと考えられます。実際、この朝日新聞の記事にも「国交省は海底トンネル建設準備のため、83年度から本州―淡路島の海底の地質調査を開始。海底を垂直に掘るなどして、わき水の有無や岩盤の強度などを毎年1億円で調べている。松山市―大分市も79~88年度に調べ、報告書をまとめたが、調査費は不明だ。」とあり、海底トンネルの地質調査が中心だったことがうかがえます。
たまたまそこを通る鉄道計画が四国新幹線しかなかったので、「四国新幹線」としての調査費を出していただけなのではないのかな。なので青函トンネルと同様、いずれは新幹線を通すことを前提として当分は在来線を走らせるというものになっていたのではないかと考えられます。
大鳴門橋は瀬戸大橋と同様、下に鉄道が通せる構造で建設されており、現在その施設は「渦の道」という観光遊歩道に転用されています。
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明石海峡大橋も当初予定では鉄道を通すことになっていたのですが、淡路島や大鳴門橋の鉄道建設のめどが立っていないこと、また瀬戸大橋ルートで既に鉄道が通っていることなどから道路単独に変更され、このため明石海峡経由・紀淡海峡経由で鉄道を通せないかということが取りざたされていました。
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