Skip to content

寝台特急「あけぼの」、存続へ

12月の東北新幹線新青森開業に際し、その動向が注目されていた寝台特急「あけぼの」ですが、存続の方針が示されたとのことです。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100707160049.asp

寝台特急「あけぼの」は羽越本線・奥羽本線経由で上野~青森を結ぶ列車で、新幹線の通らない庄内地域や秋田県北部にとっては東京方面を乗り換えなしで結ぶ貴重な足となっています。そういった地域のためにも、存続の方針が示されたのはよいことでしょう。

ただ、東北新幹線が新青森まで開業すると大館・弘前方面の利用者は東北新幹線一番列車で新青森を経由した方が到着が早くなる可能性があります。また、羽越本線を改良し新潟駅で新幹線と「いなほ」をホーム上で乗り換えできるようにする計画もあり、それができると「あけぼの」の存在意義は小さくなることが考えられます。

ですので、現段階で存続方針が示されたとはいえ、予断を許さない状況にあることに変わりはないといえるでしょう。