Railway Land

南部縦貫は東北本線の野辺地と国道4号線上にありながら東北本線と離れた七戸を結ぶべく開業した路線です。その後1997年に休止されましたが、現在では旧七戸駅周辺でレールバスを動態保存しています。

前日に七戸十和田行きの夜行高速バスで七戸へ向かいました。南部縦貫の七戸駅は東北新幹線の七戸十和田駅とは少し離れており、七戸の古い街並みの中に置かれています。
駅構内には南部縦貫に関する資料や写真が展示されており、当日はイベントが開催されたことからグッズや乗車券の販売も行われていました。

しばらくするとレールバスが車庫から出るとのことで向かいます。2両連結での登場です。片方が運転に使われ、もう片方は駅構内に置かれます。

南部縦貫では「レールバス」と呼ばれる車両が使われていました。現在では第三セクターなどの非電化ローカル私鉄で小型の気動車があちこちに走っていますが、この車両はその先駆けともいうべきものになります。1962年の開業当初から在籍しており、当初からあまり輸送が見込めかかったことが伺えます。

車内はこんな感じです。「古き良きローカル線」をいかにも彷彿とさせますね。
このレールバスには結果として3回乗車しています。乗車券は1枚購入すれば何回でも乗車が可能です。
帰りは新幹線七戸十和田駅までタクシーで。旧市街地は人が減り続けているようで、中心は新幹線駅に移るのでしょうか。

南部縦貫のレールバスは水曜日を除きいつでも見学できるほか、このようなイベントで動かしたり車庫の中にある車両で撮影会を行ったりもしているようです。皆様も行かれてみてはいかがでしょうか？