Railway Land

このキハ52は以前大糸線を走っていた車両で、いすみ鉄道の観光の目玉とするために譲り受けたという経緯があります。昨年大糸線から移籍し、昭和40年代当時の塗装に変更されて4/29より営業運転を開始しました。

当日は浜松町から高速バスで大多喜へ向かいます。大多喜といっても大多喜駅ではなく、1駅大原寄りの城見ヶ丘駅の近くに停車します。城見ヶ丘駅に着くとキハ52が通過するところでした。

その後後続の列車で大多喜へ。こちらは以前からいすみ鉄道を走っていた車両です。前面や側面にムーミン関連のイラストが追加されています。

そして大多喜駅に到着。大多喜駅には売店があったのでキハ52関連のグッズを購入します。また、駅にはひたちなか海浜鉄道や三陸鉄道の被害状況の写真も展示されていました。

その後、キハ52の切符を購入します。キハ52に乗車するには通常の乗車券の他に急行券が必要になります。せっかくなので今回は指定席バージョンを購入しました。そしてキハ52に乗車です。
このキハ52は「急行」ということでヘッドマークが用意されています。今回は大原寄りが「夷隅」、上総中野寄りが「清澄」です。

実際に乗車すると、車内の広告は国鉄時代にものに変更されています。一方、大糸線時代の路線図や運賃表も残されています。

また、各ボックスにはセンヌキが用意されていて、大多喜駅ではセンヌキを体験するためのビンの飲み物が用意されています。ですが、せっかく指定券を取ったのに私の座った席にはセンヌキがありませんでした。この辺りは改善して欲しいところです。

途中国吉駅で長時間停車したりして、最終的に大原に到着。折り返し列車を見送ります。

大糸線から引退し、いすみ鉄道で活躍することになったキハ52。現時点では大原～大多喜間のみの運転ということで、多少物足りないような気がします。やはり上総中野まで運転して欲しいですし、できれば小湊鉄道に乗り入れて五井～大原間を直通して欲しいところですね。