Railway Land

博多駅到着後、しばらく写真撮影に入ります。787系は九州新幹線の開業まで鹿児島本線を走る「リレーつばめ」「有明」での活躍がメイン。ですが新幹線が開業すると「かもめ」「にちりん」「きりしま」などの運用に転用されます。

博多駅ではそんな787系の新幹線開業前の姿を撮影しました。既に塗装は新幹線開業後の仕様に変わっています。
「有明」はダイヤ改正後も一部が残りますが、豊肥本線に乗り入れる運用は消滅します。

この時は鹿児島本線内で人身事故が発生していた影響で「リレーつばめ」「有明」などの鹿児島本線の列車が運転を見合わせていました。この間は駅付近を散策し、九州新幹線開業関連のイベントも見学しています。

そして営業運転再開です。「リレーつばめ」に乗車し新八代へ向かいます。
「リレーつばめ」は九州新幹線「つばめ」と一体の列車として扱われ、行先表示も新幹線の行先である「鹿児島中央」が表示されます。実際の行き先と方向幕に表示される行き先が異なる列車は珍しいです。

この「リレーつばめ」に乗車している間に地震があったのですが、九州で揺れがなかったので全然気づきませんでした。この時点では周りの客もそのようなことは全然気にしていないようです。

そうこうしているうちに新八代のアプローチ線へ。この区間に列車が入るのも今回が最後になります。新八代駅で九州新幹線に乗り換えますが、すぐ横に停車していた列車には乗らずに写真を撮影しています。
ちなみに、この新幹線ホームには新幹線開業当日となる12日にも787系が停車していました。恐らく津波警報の影響で回送ができなかったものと考えられます。

その後九州新幹線で一気に鹿児島中央へ。800系は既に新仕様の塗装に変わっていました。車内のLED部分に表示されていたニュースには地震関連の情報が流れます。

鹿児島中央に到着。本来であれば485系で運転される日豊本線「きりしま」に乗車し、宮崎で485系を撮影、その後前日に廃止されたドリームにちりんのスジを利用した「にちりん92号」に乗車する予定だったのですが、津波警報の影響で日豊本線が運休しています。

一旦駅の外に出ると、丁度開業記念イベントの司会者の方がイベントの中止を発表しているところでした。しばらく駅近辺でのんびりしつつ、本来「きりしま」車内で配布される予定だった485系引退記念乗車証をもらいました。

その後日豊本線が運転再開のめどが立たないということで切符の一部区間払い戻しを行っています。この日は「きりしま」がその後運転されることはなかったですね。ちなみに「にちりん92号」の方はどうなったか不明ですが、宮崎県側も運転見合わせだったということで運休になったと考えられます。

その後は鹿児島中央→川内を走るライナー列車の撮影です。ここでようやく485系が撮影できるかなと思ったのですが、車両は787系でした。恐らく翌日から運転する「川内エクスプレス」との兼ね合いではないかと考えられます。
この日は鹿児島中央駅前のホテルに宿泊。翌日の九州新幹線開業に備えます。

ちなみにこの日撮影できなかった九州の485系なのですが、実は翌12日にも特急「きりしま」に運用されていました。

本来であればダイヤ改正直前まで「リレーつばめ」「有明」に使用されていた787系を順次回送し、ダイヤ改正後の「きりしま」「にちりん」「ひゅうが」に使用するのがあるべき姿です。ですが、津波警報によって787系の回送が遅れ、3/12にも485系「きりしま」が運転されたことになります。

ダイヤ改正当日は熊本から豊肥本線へ向かう「阿蘇ゆるっと博」や鹿児島中央から指宿枕崎線へ向かう「指宿のたまて箱」も運休になるなど、初日であるにもかかわらず列車の運転に支障が発生する状態でした。これらの列車は13日に営業運転を開始しています。

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