【乗車記録】寝台急行 銀河
私が最も多く乗車した寝台列車は寝台急行「銀河」でした。とはいっても5回しか乗車していませんが。この列車は1949~2008年の間東京と大阪を結んでいた列車になります。急行なので厳密には「ブルートレイン」ではないのですが、24系客車を利用している列車でした。
はじめて寝台急行「銀河」に乗車したのは2005年8月になります。このときは「トワイライトエクスプレス」色の電源車が連結されており、かなりインパクトを受けた記憶があります。
私は東京在住なのですが京都にも家があり、その都合で東京 or 品川~京都の利用が多かったです。新大阪までは廃止直前に1回乗車しましたが、大阪まで乗車したことはありませんでした。
この列車は新幹線の最終便より遅く出発し、早朝便より早く到着することをアピールポイントとしていました。実際に新幹線の最終便に乗り遅れて駅員から「銀河」の存在を知ったという人もいるでしょう。以前新大阪行きの最終列車が「シンデレラエクスプレス」として宣伝されていましたが、このフレーズはむしろ「銀河」にこそふさわしかったと言えるでしょう。
私自身勤務先から直行して乗車したり到着後に勤務先へ向かったりする利用が多かったです。勤務先へ向かうということは翌日仕事をするということになりますから、完全に横になれない夜行バスでは不十分なわけです。スーツで乗る機会もあったのですが、スーツを置く場所に制約がありしかも揺れるので、ヨレヨレにならないかどうかが心配でした。
お盆や年末年始の時は上段しか取れない一方、それ以外の時は下段が簡単に取れるといったエピソードもありました。新幹線と並行し乗客の流動量が多い区間を走る「銀河」は季節波動が大きい列車だったといえるでしょう。
新幹線自由席との差額は2830円、「のぞみ」指定席との差額は2020円でした。この程度の差額であれば、カプセルホテルなり、新今宮の安宿に宿泊して移動してもさほど変わりません。あけぼののようなゴロンとシートがあれば…という気もします。
http://homepage1.nifty.com/hodo/burutore/ginga/index.htm
ちなみに、廃止時の乗車記は別に当ブログに掲載しております。このときは東京~新大阪で「銀河」を利用し、新大阪から500系のぞみを使用しております。
http://skt-lab.com/railway/index.php?/archives/10-313.html
http://skt-lab.com/railway/index.php?/archives/11-314-500.html
銀河廃止後は新幹線最終便を使うことが多くなったのですが、銀河があったころに比べて時間に余裕がなくなっているなという印象があります。東京~大阪の需要や輸送特性を考えれば、新幹線の営業時間を延ばして対応するのが理想という気もしないでもありません。実際は線路保守などの絡みで難しいことは知っているのですが。それが無理でも、583系で臨時を出せればという気もします。
ちなみに、大阪から東京までサンライズを使用したこともあります。こちらは大阪駅を0時代に出て東京駅に7時ごろに到着します。ノビノビ座席を使えば銀河より安く移動することも可能です。私が乗車した時はプロ野球のクライマックスシリーズの時期で、阪神タイガースのグッズを持って乗車する人の姿も見られました。このルートもいつまで使えるのかは不明ですが。
惜別、駆け抜けた寝台列車たち [DVD]
寝台急行「銀河」物語 [キャンブックス] (キャンブックス)
追憶の夜行列車〈2〉さよなら“銀河”
コメント
コメント表示形式 一覧 | スレッド