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都営バス夢の下町ルート

 昨日は開設されたばかりの「都営バス夢の下町ルート」に乗車してきました。
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/bus/2008/bus_p_200803141_h.html

ルートは以下の通りです。実際はもっと細かいですが。
東京駅丸の内北口~日本橋三越~秋葉原(平日土曜須田町・休日万世橋)~上野~菊屋橋~浅草雷門~両国駅

 この路線は都区内への観光客誘致を目的とした路線として開設されました。主に東京駅を利用する旅客を浅草に誘致するのが目的と考えられるのですが、秋葉原や上野にも寄れるようにし、また江戸東京博物館や国技館があり大江戸線とも連絡する両国にも足を伸ばしています。 観光目的の路線ですが、あくまでも一般路線バス扱いなので運賃は通常の都営バスと同じ200円ですし、都営バスの一日乗車券で乗れます。

  こんなバスが使われています。もともと使われていた車両を改造したものですが、通常の都バスのイメージとは大幅に異なるデザインの車両を使ってアピールしています。当日は東京駅から乗車。営業運転を開始したばかりのせいか、かなり混雑していました。
 


車内にはこんなディスプレイが設置されています。



 次のバス停の案内表示と路線の案内を示すディスプレイと次のバス停付近の観光スポットを示すディスプレイが並んでいます。鉄道ではこのような試みはいくつも見られますが、バスでは初めてではないでしょうか。その上、外国人観光客にも便利なように英語・中国語・韓国語の案内もありました。他の路線にも応用してほしいところです。
 また、観光路線らしく車内には観光案内のパンフレットが置かれていました。沿線の観光施設や時刻表も記載されています。都区外の人も利用しやすいようにバスの乗り方かも記載しているのはユニークです。実はほとんどの地域で後乗り前降り後払い方式が主流で、東京のような前乗り後降り先払い方式の地域は少ないんですよ。
 停留所はこの路線が停車するところだけ独自のデザインになっています。

 とりあえず今回は一旦全線乗車した後両国から菊屋橋まで戻り、その後両国まで行って戻ってきました。菊屋橋だけ全然知らない地域だったので降りてみたのですが、実は食器を売っている店がたくさんあるんですね。鉄道だと銀座線稲荷町~田原町の中間あたりなので、今まで不便だったわけです。
 利用客は東京駅→浅草雷門が最も多く、それ以外はさほどの混雑ではありませんでした。やはり東京駅と浅草を乗り換えなしで結ぶという目的が大きいみたいです。

 全体を見た感想としては、「きめ細かく回れる」という路線バスの特性をうまく活用できていないという印象がありました。両国は一応JRの駅と都営バスの駅の前両方に停車するのですが、浅草は雷門の前しか止まらなかったり、東京駅は新幹線のホームから遠い丸の内北口しか止まらなかったりと不十分な気がしました。あと、東京駅だと新幹線・成田空港利用客はよくても羽田空港利用客が不便なような気がします。
 せっかく新幹線のホームに近い東京駅日本橋口の前を通っているのですからそこにバス停を設けたり、浜松町まで延ばして羽田空港からモノレールを利用する人を取り込んだりといろいろ工夫が欲しかったところです。

 ともあれ、これが成功したら第二弾も設定するとのことです。結果はどうなるのでしょうか。

関連ブログ
「日本の車窓から:都営バス 『東京→夢の下町』」http://blog.goo.ne.jp/shasou/e/d80295092aa0a7334b2be9f5bcd988e5
「街づくり情報掲示板:観光路線バス『東京→夢の下町』デビュー!!― 」http://blogs.yahoo.co.jp/kiyose21/32492860.html
「交通:東京駅前から下町を直結」http://koutud.meblog.biz/article/749680.html

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