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北陸新幹線の敦賀~京都間は「小浜・京都ルート」へ

ルート選定でもめていた北陸新幹線の敦賀以南ですが、このうち敦賀~京都間が小浜と京都を経由する「小浜・京都ルート」に確定したという発表がありました。
http://mamesukenews.com/archives/1421
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161220-00000128-mai-bus_all



京都までのルートが確定した北陸新幹線

今まで敦賀以南のルートは、米原で東海道新幹線に乗り入れる米原ルート、湖西線と並行する湖西ルート、小浜から亀岡を経由する若狭ルート、小浜から京都を経由する小浜京都ルート、舞鶴を経由する舞鶴ルートの5つが検討されていました。この中から投資効果が最大になる小浜・京都ルートが採用されたことになります。

京都~新大阪間のルートは東海道新幹線の北寄りを行く北回りルートと京田辺を経由する南回りルートの2つが検討されており、こちらは年度内にルートを確定させるとのことです。

ルートに関しては小浜からそのまま南下して京都に達すると遺跡を掘ることになりますので、できる限り遺跡を掘らないルートにするのがよいでしょう。
敦賀から小浜線と並行する形で建設され、現若狭有田駅が「新小浜」となり、そこから南下しつつ京都市の東側を回り込む形で京都駅に達すると考えられます。この際、湖西線側に寄って比叡山坂本あたりに駅ができる可能性も考えられます。この場合は東海道新幹線と同一方向で京都駅に入ることから、新大阪へは必然的に北回りになります。

一方、京都~新大阪間を南回りにする場合は上記ルートで山科に「新京都」駅を設けるか、小浜駅を経由したうえで嵐山付近を回り込む形で京都駅に達し、そちらから南下して京田辺を経由する形が考えられます。
山科経由の場合は京都駅へのアクセスが問題になりますが、京都駅へは一駅であり中心地へは地下鉄東西線も使えますのでそこまで問題は出ないでしょう。嵐山を経由する場合は遺跡には当たらないものの嵐山付近の景観をどうするかの問題が出そうです。

また、舞鶴経由は京都府等が強力に推進していましたが、遠回りになるため除外となっています。そこで、小浜または若狭有田から福知山までの小浜線・舞鶴線・山陰本線をミニ新幹線化することもあり得ます。この場合、新幹線駅が小浜から離れても小浜駅にミニ新幹線電車が停車できるという利点が発生します。

名古屋・新横浜方面に関しては米原ルートでないと遠回りになってしまいますが、今後は京都駅での新幹線乗り継ぎになりそうです。リニアが大阪までできれば東寄りルートの場合大津市内にスイッチバックせずに東海道新幹線に乗り入れる短絡線を建設するなり、西寄りルートの場合京都駅から直接東海道新幹線に乗り入れるなりすれば遠回りになるもののさほど不便にはならないでしょう。

そして、湖西線に関して並行在来線問題が起こっています。ですが、湖西線には大阪・姫路方面からの新快速が直通しており沿線から京都・大阪への通勤通学需要も存在し、また敦賀まで直流化しているので、JRの路線のまま存続させた方がネットワークという観点からすれば望ましいでしょう。


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