Railway Land

　当日は宿泊先から丹波橋へ向かい、一旦3000系快速急行出町柳行に乗車します。車内は2+1の転換クロス・車端部ロングシートとなっており、車内にはディスプレイも備わっています。ディスプレイにはニュースや路線案内が表示されていました。

　途中では京都市内の改名した三駅を経由します。地下鉄の駅と間違える人が少なくなかったことから、「五条」→「清水五条」、「四条」→「祇園四条」、「丸太町」→「神宮丸太町」と改名されました。

　出町柳でいったん折り返し、中之島行きの快速急行に乗車。

　起点では車内のディスプレイの路線図がスクロールします。これにはびっくりです。

　車内ディスプレイの使い方はかなり秀逸です。テレビカーの伝統がある京阪のこと、せっかくなのですから案内用ディスプレイの横でテレビを放送して「全車両テレビカー」をやってほしいです。あとは連結部分にもディスプレイがあったらよさそうなのですが。

　列車は先ほど走った区間を戻り、一路中之島へ。途中京橋で本線から少しわかれて天満橋へ。そして新線区間に入り「なにわ橋」「大江橋」「渡辺橋」を経由して終点「中之島」に到着です。

　ここからは「水都・中之島フリーきっぷ」を購入し、中之島線をじっくり観察します。まず天満橋駅へ。天満橋駅では今まで折り返し列車用に使われていたホームが中之島線ホームとなり、北側が中之島線用、南側が淀屋橋発着用となります。

　快速急行列車で今度はなにわ橋へ向かいます。なにわ橋駅は北浜駅と目と鼻の先です。次いで区間急行で大江橋駅へ。

　中之島線は平日昼は区間急行6本と快速急行2本の8本が走り、休日は区間急行4本と快速急行2本の6本が走ります。大阪の中心地を走っているのですからもっと走っていてもおかしくないのですが…。できれば12本は欲しいです。

　大江橋駅は淀屋橋駅の近く。また北新地へも歩いて行けます。次の渡辺橋は四ツ橋線肥後橋駅と通路で結ばれていますが、かなり遠いです。大江橋～渡辺橋～中之島の地上には遊歩道も開設されていました。

　そして中之島駅へ戻ります。その後はやはり中之島線を散策し、途中で中之島駅近くで開催されたランチ会にも参加しました。景色がかなり良かったです。

　その後は快速急行で京橋へ戻ってランチ会を終了、京橋から淀屋橋→難波と経由して近鉄で宿泊先へ戻りました。

その途中、京橋→淀屋橋ではではこんな列車に乗ってきました。

　塗装変更時特有の光景です。

　京阪中之島線開業により、今まで線路が走っていなかった中之島地域を貫通する鉄道が開業しました。一方で、他路線とのの乗り換えが不便という問題、また中之島線に限らないのですがダイヤがうまく組まれていないという問題があります。不便なままだとなにわ橋・大江橋はあまり使われず、北浜と淀屋橋を使われてしまう可能性もあります。このあたりをどう解決するかが今後のカギとなるでしょう。
　また、中之島線には中之島から先、西九条を経て新桜島へ向かう路線計画があります。西九条まで建設されれば阪神や桜島線との連絡ができ、阪神線沿線やUSJへ向かうのに便利になります。西九条までは早期に延長してほしいですね。