Railway Land

12/31当日は年末年始限定の京阪線フリーきっぷを片手に出発。丹波橋から乗車します。
その後はフリー切符の長所をうまく活用し３０００系を追い続けました。３０００系は一回リニューアルされておりその際に前面が変更されたり、現３０００系ができたときに8030番台に改番されていたりしますが、引退を間近に控え前面だけ以前の姿に戻っています。

具体的には番号が３０００系時代のものに戻っており、「特急」マークが幕から板に変わっています。

ちなみに、12/31当日はこの編成は快速急行や急行運用にも入っており、そのときには「特急」の板を外して幕表示に変わります。
ところで、京阪3000系の特徴と言えば「テレビカー」と「ダブルデッカー」になります。テレビカーは８０００系にも連結されていましたが、現在はテレビが撤去され普通の車両になっています。当日は大晦日ということもあり、紅白歌合戦を放送していました。特急・快速急行運用に入ったときは放送されていましたが、急行運用では消されていましたね。せっかく引退間近なのだし、急行運用でもつけてほしかったものですが。
アナログ放送の頃は全区間で見られたのですが、デジタル化が完了した後は地下区間である淀屋橋〜天満橋間や七条〜出町柳間では見られなくなっていました。８０００系も含めデジタル放送にも対応したものに変わっていたのですが、この辺りの対応が難しかったこともありリニューアルで撤去という形になったのでしょう。

といったこともあり、全区間で見られなかったのですが、それでもディズニーキャラとAKB48・Perfumeが踊っている姿が見られたり、七条でトンネルに入るときの歌の題名が「サヨナラじゃない」という引退間近の状況にぴったりの名前だったり、最後の京橋辺りで今年初出場のももいろクローバーZが見られたりしましたね。今回ばかりは携帯電話のカメラでテレビを撮影している人も多かったです。

一方、ダブルデッカー車は3000系リニューアルの際に改造で設けられました。その後新規製造で8000系にもつけられるようになっています。
３０００系のダブルデッカー車は座席は転換しませんが、他の車両と遜色のない快適性を保っています。12/31は１階席、1/4は２階席に座りました。

京阪の顔として活躍してきた3000系特急車。今年春に引退するとは知らされていますが、具体的な引退日はまだ発表されていません。今回の前面復刻では前面以外は最終的な仕様のままなので、引退時にはそれらも含め手元に戻してほしいところです。ただ、その場合ダブルデッカー車をどうするかが問題になるかもしれませんが…。