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JR東の羽田空港直通線の詳細が出始めています。

以前から話に上がっていたJR東の羽田空港直通線ですが、2025年頃に開通する見込みがあるようです。
http://www.asahi.com/articles/ASG7H3SCZG7HUTIL01R.html

路線図を見てみると、以前から上がっていた田町経由東京駅方面のみならず、りんかい線経由での新木場直通や新宿方面への直通も考えられているようです。東京駅~羽田空港は18分、新宿駅~羽田空港は23分に短縮されるとのことです。

ルートは東京貨物ターミナルからまっすぐ羽田空港へ延びる形になるでしょう。国際線ターミナルが離れているので、そちらも配慮してルートを策定すると考えられます。

東京駅方面への路線は貨物線を使って田町へ向かい、そちらから東海道本線につなげると考えられます。また、新宿方面への路線は京急とりんかい線との交点辺りに駅を設置し、そちらでりんかい線に合流する形になりそうです。新木場方面はりんかい線の車両基地の路線をそのまま使う形になると思われます。

新宿方面でりんかい線を挟む区間が発生するので、りんかい線の運賃をどうするかという問題が出るかもしれません。このため、りんかい線をJRに組み込むこともあり得そうです。

まず第一段階として、りんかい線の車両基地から首都高速湾岸線の下を通って羽田空港国内線ターミナルへ伸ばす形で先行整備するのがよさそうです。こちらであれば空港構内の設計の問題もかなり解消され、早期開業ができるかと思います。この段階では新木場~羽田空港のみの運転となりますが、埼京線や京葉線沿線からは便利になります。

その後、東京駅や新宿駅方面への路線を整備するとともに、国内線ターミナルから国際線ターミナルを経由してJR貨物の川崎貨物駅で東海道貨物線に合流する形にするのが良いでしょう。こうすれば貨物線から南武線や東海道本線へ向かうことで神奈川方面への直通もでき、路線の幅は広がりそうです。また、品鶴貨物線の線路容量にも若干余裕ができるでしょう。

あとはダイヤをどうするか、そしてどの方面からの直通列車を走らせるかという問題になりそうです。この辺りは開業までじっくりと考えるということになるのでしょうか。


山手線E235系

山手線に新型車両「E235系」が投入されることが発表されました。
http://www.huffingtonpost.jp/2014/07/02/yamanote-new-train_n_5550617.html
http://response.jp/article/2014/07/02/226758.html
http://railf.jp/news/2014/07/02/180000.html
http://www.jreast.co.jp/press/2014/20140701.pdf

11両編成ですが、10両が新造、1両が改造でまかなわれます。現在山手線で運行されているE231系のうち10号車が新系列車両への編入を想定した設計と言われており、これを改造すると予想されます。

特徴としては、優先席や車いすスペースの増設や視認性の向上、広告ディスプレイの増設による中吊り広告の廃止、車内~車外間の情報ネットワークの強化などが挙げられます。

ひとまず量産先行車を2015年3月までに製造、その後走行試験が行われ2015年秋ごろから山手線で運行を開始する予定です。とりあえずは量産先行車がつくられ、その後量産車にフィードバックされる予定になっています。
車いすスペースの増設による座席減少や中吊り広告がなくなりディスプレイになることによる反応などは量産車製造に際し見直されるでしょう。

車両を見ると従来のJR東の車両にはない前面になっています。このスタイルが今後主流になるかもしれません。また、山手線のE231系はこの車両の投入により総武中央緩行線に転属するとか武蔵野線に転属するとか言われていますが、果たしてどうなるでしょうか。