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新しいタイプのホームドア


既存のホームドアとは違う形の新たなホームドアの実証実験が始まることになりました。
http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo07_hh_000042.html
http://www.mlit.go.jp/common/000989923.pdf
http://www.tetsudo.com/news/797/

今回新たに設置することになったのは、「戸袋移動型」「昇降ロープ式」「昇降バー式」の三種類になります。

「戸袋移動型」のホームドアは西武新宿線新所沢駅に設置されます。
http://rail.hobidas.com/news/info/article/135710.html
http://www.seibu-group.co.jp/railways/news/news-release/2012/__icsFiles/afieldfile/2013/03/05/20120305shintokorozawa.pdf
この駅は20000系や30000系などといった4ドア車とともに3ドア車である3000系が入っており、従来型のホームドアでは対応ができません。そこでこの戸袋移動型のホームドアを設置して対応するという形になります。一方でドアを動かす装置が必要になりますので、導入コストは従来のものより高くつきそうです。

「昇降ロープ式」のホームドアは東急田園都市線つきみ野駅に導入されます。
http://rail.hobidas.com/news/info/article/135700.html
http://www.tokyu.co.jp/contents_index/guide/news/130305-1.html
東急田園都市線は4ドア車が主体ですが、一部の5000系に6ドア車が連結されています。この場合も従来型のホームドアでは対応できないことになります。昇降ロープ形のホームドアを設置すれば6ドア車連結の場合でも対応できることになります。

「昇降バー式」のホームドアは相鉄いずみ野線弥生台駅に設置されます。
http://rail.hobidas.com/news/info/article/135711.html
http://www.sotetsu.co.jp/news_release/130305_01.pdf
この方式は従来型のホームドアのゲートの部分がバーになるだけなので、ドア位置の異なる車両が入る路線には投入できません。ですが、ホームドアの軽量化や導入コストの削減が図られることになります。

この新しいタイプのホームドアは一定期間設置された上で安全性・耐久性等の検証が行われることになります。これらのタイプのホームドアは国土交通省の「鉄道技術開発費補助金」によって開発が進められています。

このようなホームドアが本格導入されれば、ドア位置が異なる路線に投入したり導入コストを削減したりできるので、ホームドアの普及が一気に進みそうですね。