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JR西日本225系投入へ

JR西日本の新しい近郊型車両である「225系」が発表されました。
http://www.hobidas.com/news/article/106471.html
http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1174375_799.html
http://www.tetsudo.com/news/433/

JR西日本では、1994年から東海道・山陽本線京阪神区間や阪和線等に223系を投入し続けました。しかし、登場から15年が経過したこともあり、新形式車の登場が待たれていました。この225系は満を持しての登場となります。

JR西日本としては初の前面強化・衝撃吸収構造の採用や、吊り手の大型化・50%増・オレンジ色化・大形化、手すりの改善、乗降口の黄色ライン追加、321系と同様の液晶画面による案内表示といった改良がなされています。

衝撃吸収構造やドアの黄色ラインはJR東日本のE233系などで採用されており、それが西日本の車両でも導入される形となります。また、液晶画面による案内表示はドア上ではなく中吊り広告スペースの間に入る予定となっています。転換クロスシートとなる225系ではこの位置の方が見やすくなるでしょう。

一方、吊り手が標準でオレンジ色になることが気になります。通常オレンジ色の吊り手は優先席付近に使われることが多いですが、225系では標準がオレンジ色で優先席付近が吊り手が緑色になる予定なので、このあたりは戸惑うかもしれません。

この225系は2010年5月頃からの導入開始となり、その後性能試験を行った後に運用開始となります。主に「新快速」として運転される予定です。既に新快速が2011年より全列車12両編成化されることが発表されており、225系の登場と合わせてサービスアップが図られることになります。

実際の運用では225系と223系との併結も見られることでしょう。一方で京阪神区間に投入されている221・223系の他線区への転用の可能性も考えられます。こちらもどうするのか見ものです。