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京都・大阪から山陰本線方面の特急が新型車両に

京都・大阪から山陰本線方面へ走る特急「北近畿」「文殊」「きのさき」「はしだて」「たんば」「まいづる」の車両が新型に置き換えられることが発表されました。2011年6月までの導入を目指しています。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002156472.shtml

現在この区間には485系を直流化した183系車両によって運転されています。北陸新幹線開業後に余剰になる681・683系を転用することも考えられたのですが、新車置き換えという形になりました。

ニュースを見てみると、安全性を重要視した車両になるとのこと。尼崎事故の現場を通ることから、安全性を重要視する必要に迫られたのでしょう。

この方面は系統が複雑多彩であることから、短編成が組め分割併合がやりやすい車両になることが予想されます。現在でも綾部で「きのさき」「はしだて」「たんば」と「まいづる」の分割が見られます。新車投入後は福知山での天橋立系統と城崎温泉系統の分割も期待したいところです。

こうなると、残る伯備線特急や紀勢本線特急の置き換えも気になります。この2線には振り子式の車両が入っていることから、京都・大阪~山陰方面とは異なる振り子付きの車両が導入されると考えられます。

現行ルートのスカイライナーも存続

成田新高速鉄道開業を控えた京成スカイライナーですが、新高速ルート開業後も現行ルート経由の系統を現行車両で残すとのことです。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0920090720cdad.html

ただ、「沿線利用者向けに残す」とのことですので、途中停車駅が増えることになりそうです。

京成船橋は全列車停車になりそうですし、京成八幡や京成津田沼あたりも停車しそうです。
京成佐倉などに停車して東京側から成田空港以外の遠方地域への需要を確保するということも考えられます。

ただ、あまり停車駅を増やすと特急や快特と停車駅が変わらなくなるので、停車駅設定がどうなるかが見ものですね。

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なにわ筋線が南海難波を経由?

  新大阪とJR難波や南海線を結び、大阪中心部から関西空港へのアクセスを向上させる「なにわ筋線」ですが、7/15に検討会が開かれ、南海との連結を汐見橋ではなく難波とする案が浮上しています。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090715/plc0907152056007-n1.htm

 なにわ筋線はJRと南海両方と直通する予定ですが、今までJRはJR難波、南海は汐見橋からの乗り入れが想定されていました。ですが、ここにきて南海が「キタとミナミという都市拠点をつなぐ観点でルートを考える必要がある」として難波での接続を提案しにきています。

 従来のルートだと難波のはずれである汐見橋からの直通となり、難波中心部に近いJR難波から直通できるJRよりも不利になるという考えではないかと思われます。南海難波接続にできれば難波中心部からの利便性を維持できますし、なにわ筋線沿線から南海難波の近くの施設まで一本で行けるようになります。

 一方で、配線が複雑な南海難波駅にどうやってなにわ筋線が割り込むのか、また汐見橋と岸里玉出を結ぶ「汐見橋支線」を今後どうするのかといった課題が発生します。

 汐見橋接続であれば素直に汐見橋支線とつなげればよいですし、なにわ筋からの距離が短く難波接続に比べて建設費が抑えられると考えられます。

 どちらも一長一短といった感じがしますね。最終的にどんなルートになるのか見守るのがよいでしょう。