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なにわ筋線が南海難波を経由?

  新大阪とJR難波や南海線を結び、大阪中心部から関西空港へのアクセスを向上させる「なにわ筋線」ですが、7/15に検討会が開かれ、南海との連結を汐見橋ではなく難波とする案が浮上しています。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090715/plc0907152056007-n1.htm

 なにわ筋線はJRと南海両方と直通する予定ですが、今までJRはJR難波、南海は汐見橋からの乗り入れが想定されていました。ですが、ここにきて南海が「キタとミナミという都市拠点をつなぐ観点でルートを考える必要がある」として難波での接続を提案しにきています。

 従来のルートだと難波のはずれである汐見橋からの直通となり、難波中心部に近いJR難波から直通できるJRよりも不利になるという考えではないかと思われます。南海難波接続にできれば難波中心部からの利便性を維持できますし、なにわ筋線沿線から南海難波の近くの施設まで一本で行けるようになります。

 一方で、配線が複雑な南海難波駅にどうやってなにわ筋線が割り込むのか、また汐見橋と岸里玉出を結ぶ「汐見橋支線」を今後どうするのかといった課題が発生します。

 汐見橋接続であれば素直に汐見橋支線とつなげればよいですし、なにわ筋からの距離が短く難波接続に比べて建設費が抑えられると考えられます。

 どちらも一長一短といった感じがしますね。最終的にどんなルートになるのか見守るのがよいでしょう。