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つばさ用E3系2000番台登場

 山形新幹線開業以来走行してきた400系の置き換え車両となる「E3系2000番台」がお披露目となりました。
http://yamagata-np.jp/news/200810/14/kj_2008101400231.php

 外見は山形新幹線新庄延長の際に製造されたE3系1000番台とほぼ同一のものとなっていますが、車内は大幅に改良されています。車内防犯カメラの設置、コンセントの設置、フルカラーLED案内表示の設置といった改良が行われ、デザインもかなり凝ったものとなっています。自由席のシートピッチも指定席と同一となり、自由席利用者の利便が図られています。

 設計最高速度は275km/hとなりますが、これをフルに活用するには併結対象の車両をE4系MaxからE2系やFASTECHの成果を反映させて登場するE5系に置き換える必要があります。新青森開業を控えた2010年にE5系が登場することから現在の段階でE2系を増やすことはあまり考えられないので、本格的に275km/hを出すのはE5系登場後にE2系がつばさ併結運用に回ってからになるでしょう。それまではあったとしてもごく一部の列車となると思われます。

 運用開始は12月となり、2009年夏までに12編成が製造され、400系を置き換え「つばさ」に運用されます。さほど強力なアピール度はなさそうですが、山形新幹線の利便性向上には着実に貢献するでしょう。