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京王井の頭線1000系マイナーチェンジ車

京王井の頭線で走る1000系のマイナーチェンジ車の話が京王電鉄のページで発表されています。
http://www.keio.co.jp/news/update/news_release/nr081031v01/index.html
http://www.hobidas.com/news/article/91988.html

 京王井の頭線では、18m3ドアの3000系と20m4ドアの1000系が以前から走っています。1000系は1995~98年と2003~2004年の2回にわたって製造されておりますが、今回残る3000系を置き換えるために新たに製造されました。

 車両が永福町に搬入された時の話、また車庫での状況についてはこちらが詳しいです。
http://www.geocities.jp/motorcity9143/2008/10/08_inokashira1021f.html
http://www.geocities.jp/motorcity9143/2008/10/31_inokashira1021f.html

 今回製造された車両は20番台が付与され、フルカラーLEDの採用や車内案内表示器のフルカラー液晶化などのマイナーチェンジが行われています。前面も従来の1000系とは形が変わっています。今年度は5編成25両が投入され、2010年には井の頭線を走る車両は従来のものも含めた1000系に統一される予定です。

 運用開始は11月中旬とのこと。早く乗ってみたいです。

10/18 京阪1900系定期運用終了+天満橋行最終列車

 10/18と10/19は関西に出かけており、京阪線に乗車してきました。ここでは、10/18の1900系定期運用終了と天満橋行最終列車を中心としておさらいしていきます。10/19の中之島線開業関連はまだ待っていてください。

10/18をもって定期運用から離脱した京阪1900系
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米坂線・磐越西線キハE120運転開始

 新潟地区に投入された新型気動車「キハE120」が11/1に運転開始になります。
http://www.hobidas.com/news/article/91222.html
http://www.jrniigata.co.jp/press/081016e120.pdf

 この車両は水郡線に投入されているキハE130の新潟版で、キハE130が3ドアなのに対しキハE120は2ドアになっています。
 営業運転開始は11/1の磐越西線新津13:48発津川行き列車になる予定です。また、この車両は米坂線・羽越本線・磐越西線で運用が行われます。
 当面は導入される列車が決まっているのですが(詳しくは上のリンクを参照してください)、11/1には在来車両を使い11/2にキハE120による運用に代わる列車があったり、その後も運用の都合で在来車両になる場合があります。
 さらに、11/1の14:00~16:00に坂町駅で車両公開が行われる予定となっています。行った際にはプレゼントももらえるのだとか。

 このキハE120は8両が投入され、キハ58・キハ52といった車両を置き換えることになります。磐越西線や米坂線のイメージも大幅に変わることになるでしょう。

つばさ用E3系2000番台登場

 山形新幹線開業以来走行してきた400系の置き換え車両となる「E3系2000番台」がお披露目となりました。
http://yamagata-np.jp/news/200810/14/kj_2008101400231.php

 外見は山形新幹線新庄延長の際に製造されたE3系1000番台とほぼ同一のものとなっていますが、車内は大幅に改良されています。車内防犯カメラの設置、コンセントの設置、フルカラーLED案内表示の設置といった改良が行われ、デザインもかなり凝ったものとなっています。自由席のシートピッチも指定席と同一となり、自由席利用者の利便が図られています。

 設計最高速度は275km/hとなりますが、これをフルに活用するには併結対象の車両をE4系MaxからE2系やFASTECHの成果を反映させて登場するE5系に置き換える必要があります。新青森開業を控えた2010年にE5系が登場することから現在の段階でE2系を増やすことはあまり考えられないので、本格的に275km/hを出すのはE5系登場後にE2系がつばさ併結運用に回ってからになるでしょう。それまではあったとしてもごく一部の列車となると思われます。

 運用開始は12月となり、2009年夏までに12編成が製造され、400系を置き換え「つばさ」に運用されます。さほど強力なアピール度はなさそうですが、山形新幹線の利便性向上には着実に貢献するでしょう。

MUE-Train

 JR東日本で、「MUE-Train」という試験用の車両が登場します。
http://www.hobidas.com/news/article/90790.html
http://www.jreast.co.jp/press/2008/20081004.pdf

 この試験用車両は京浜東北線で走行していた209系を改造した7両編成となっており、各号車ごとに様々な装備がされています。

大きく分類すると、
・車両の性能向上に関する開発
・次世代車両制御システムの開発
・営業用車両を用いた地上設備の状態監視用機器の開発
に分けられます。

実験内容を詳しく見てみると、性能を向上させつつ安全性も高めるという方向性が感じられます。

 試験は11月から宇都宮線などで行われる予定です。2009年までは性能向上試験がメインとなり、2010年以降は制御システムの開発がメインとなります。2011年以降まで試験が行われることから、結果をフィードバックした新形式車は2011~2013年頃に登場すると考えられます。

 今後JR東日本の在来線では山手線へのホームドア設置や羽越本線高速化などが行われる予定です。
 山手線のホームドア設置では6ドア車の4ドア化やホームドアが閉まる速度の調整から性能の向上が求められ、またホームドアの場所にきちんと停車する必要から制御システムの開発が必要になってきます。このことから、山手線にはMUE-Trainの結果をフィードバックした新車を投入し、ホームドア設置に備えることになるでしょう。
 また、羽越本線高速化では他の路線に新型車両を投入し、発生した車両を羽越本線に転用、新潟駅で上越新幹線と同一ホームで連絡する予定になっています。恐らく常磐線にMUE-Trainの結果をフィードバックした特急型車両を投入し、羽越本線に651系やE653系を投入することになるでしょう。

 実験結果がどうなるかが楽しみです。JR東日本の在来線試験車両は最終的に尻すぼみすることが多いですから…。