Skip to content

DMV新型車両

 北海道で試験運行を続けるDMVに新型試験車両が導入されたとのことです。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080602-OYT1T00914.htm
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/96492.html

 この車両はトヨタ自動車との協力によって造られ、現行の試験車両が16人のところ、25人以上乗れるようになります。
また、洞爺湖サミットでも実験走行が行われるとのことで、世界にDMVを売り込む絶好の機会になります。

本格的な実用化は2011年になるとのこと。また、2009年以降は3両以上連結しての運転試験も行われるのだとか。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/95576.html

 今までは小型バスを線路で走れるようにしただけなので、「これだったら通常のバスとして道路をそのまま走った方が良いのではないか」とも思えたのですが、この問題が大幅に解消されることになります。
 このDMVはいろいろなところで導入構想があります。今までは小型の車両ということで閑散線区の活性化がDMV導入構想の動機となっていたのですが、今後は車両が大型化するということで、地方都市などで道路が渋滞するところや線路がある一方道路が整備されていないところで道路の代わりに線路を走るとか、鉄道(LRT等含む)敷設の試金石としてDMVを実験的に入れて様子を見るなどという考えも生まれそうです。
 また、3両以上の連結運転が実現できれば、鉄道区間では多くの車両を連結し、バス区間では各車両が各地に散らばって運転するという形態も考えられそうです。

 DMVの夢はどんどん広がっていきます。実用化後はどんな展開が待っているのでしょうか。

山手線可動式ホーム柵続報

 先日もお伝えした山手線可動式ホーム柵の設置なのですが、JR東日本からお知らせがあったそうです。
http://www.jreast.co.jp/press/2008/20080603.pdf

これによると、まず2010年度に恵比寿・目黒駅に試験的に設置し、この2駅の成果を見た後に2013年度以降に残りの駅に設置するそうです。

その一方で気になる記事が。
 山手線の6ドア車を4ドア車に置き換えるのだとか。これは西日暮里~浜松町に京浜東北線電車が走る可能性を考慮したものです。恵比寿・目黒両駅への試験導入も6ドア車に当たる7・10号車には設置されません。
 ですが、可動式ホーム柵設置とドア数削減が同時に行われることで、遅延が発生しないかどうか心配です。このため、ダイヤに余裕を持たせるために所要時間が延びる可能性があります。

 また、可動式ホーム柵が本格整備される2013年までに4ドアに統一する必要が出ることから、2010年~2013年にかけて山手線への新型車両投入やE231系の他路線への転用が考えられます。一体何線に転用されるのでしょうか。