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ダイヤ改正ツアーその1~3/13 急行箱根湯本行、北斗星、急行銀河~

ダイヤ改正ツアーに行ってきました。第一弾は3/13です。

この日は小田急の急行箱根湯本行に乗車。
小田急線は新宿~小田原間を運転していますが、小田原から箱根登山鉄道へ乗り入れができるようになっており、箱根湯本まで直通列車が走っています。直通列車の体系は年々変化しており、3/14までは新宿発の急行と相模大野始発の急行が交互に走るシステムになっていました。しかし、急行を全区間10両運転することになり、新松田~箱根湯本に各駅停車を設定し急行は新宿~小田原の運転を原則とするように変更しました。



箱根登山鉄道関連では、風祭駅で前1両しかドアが開かなかったのも解消されました。

風祭駅では、左写真のように係員が貼りついてドアを手動で開閉する姿が見られました。箱根湯本駅のホームでは「風祭駅下車」の張り紙がされ注意が喚起されていました。風祭駅のホームを4両編成対応にすることでこのような状態は解消されることになりました。



箱根登山の後は小田原から「踊り子」に乗車、東京駅からは京浜東北線に乗り上野駅へ移動します。ここで「北斗星」の撮影です。

「北斗星」はブルートレインを代表する存在として上野~札幌を走ってきましたが、北海道新幹線の工事がおこなわれることになり、今まで2往復だった列車を1往復にまとめることになりました。その際、B個室寝台車とロビーはJR北海道担当、食堂車とA・B寝台車はJR東日本担当といったように混成の編成に組み直されました。このため、JR北海道の食堂車や全室ロビーカーが今回姿を消すことになりました。


「北斗星」という列車自体は存続するとはいえ、車両バリエーションという観点から見ると列車愛称そのものが消滅する「銀河」や「なは・あかつき」よりも大きな損失となります。特に全室ロビーカーの消滅は、「列車での移動を楽しむ」という「北斗星」のコンセプトを大幅に縮小させるもののように感じます。

その後東京駅へ移動します。まずは「銀河」の記念弁当を駅の売店で購入しました。

さよなら「銀河」記念弁当

その後、10番線ホームでの記念サボの行列に並び、記念サボを購入しました。このサボはヘッドマークや行き先表示が裏に記載されており、3枚構成になっています。

さよなら「銀河」記念サボ

そして「銀河」が入線します。このときテレビ局の取材も来ておりました。

「銀河」については、書くことも多いのでまた別の機会にブログに書こうかなと思っています。「銀河」は新幹線の運転しない時間帯を埋める目的で東京~大阪間を長年にわたって結んだ列車でした。私も東京~京都を移動する際に何回か乗ったことがあります。
特に単身赴任のサラリーマンなどには重宝する列車で、最後まで実用的な「夜行列車」の姿を色濃く残した列車であったと言えるでしょう。





この日の銀河にはA寝台車にこんなのが貼り付けられていました。かなりうまく機関車がつくられています。乗客がスーツ姿なのもこの列車の性格をよくあらわしているといえるでしょう。新幹線と新幹線の間を埋める実用的な列車だっただけに、このように復活する日がやってくるのを私も心待ちにしております。





この日はこの急行「銀河」に新大阪まで乗車します。大阪まで乗れないのが心残りなのですが…。


今日の宿はこのB寝台車でした。この形の寝台車は古くからある形態で、4人が一つのボックスに向かい合わせで寝る形になっています。

B寝台の上段を確保したのですが、このときは向かい側の寝台がオークションでの転売だったか切符のコレクションだったかで乗客が乗車しておりませんでした。そのため、下段に降りて向かい側の客と雑談しておりました。その中で「夜行バスは寝られない。やはりこの形が一番楽。」という話が出ており、このような列車はぜひ選択肢として残してほしかったかなと思いました。



途中の停車駅では撮影客が非常に多くいました。実際に寝たのは熱海を過ぎたあたりかな。

その2に続く