Railway Land

前日は鹿児島中央駅前のホテルに宿泊。その後鹿児島中央駅に行きます。津波の影響で日豊本線・指宿枕崎線は止まったままです。ともあれ、九州新幹線は予定通り開業したということで、九州新幹線ホームへ向かいます。すると、新大阪へ向かう「みずほ」の一番列車が入線していました。


開業記念式典は中止になってしまいましたが、鹿児島から新大阪に向かう最初の新幹線列車ということで、JR九州関係者やテレビ局関係者をホームで多く見かけました。そして出発です。





その後いくらか撮影し、新下関行き「さくら404号」で出発です。

この列車は山陽～九州直通用に造られたN700系で運転されています。今回は普通車自由席に座ります。通常のN700系と同一の3+2の座席が並びます。
熊本駅で800系「つばめ」に乗り換え、新線区間をゆっくりと進みます。800系自体は2004年の開業から運転されていますが、今回博多～鹿児島中央間の運転となり、線内の「つばめ」「さくら」に使用されます。
そして博多駅に到着。博多駅では新設ホームに停車し、同一ホームで東京行き「のぞみ」に接続していました。
博多駅でもしばらく撮影します。博多駅の九州新幹線紹介ブースではこんなCMが流れていたのを見かけました。残念ながら地震の影響でテレビ上で流れるCMも中止になってしまいましたが、YouTubeでは予想外の反響を受けているようです。

こちらはYouTubeに既にアップされていたものを引用したものです。地震の影響で九州新幹線が取り上げられる機会が減ってしまいましたので、状況が落ち着いたら全国で流してほしいものですね。

その後在来線列車で筑後船小屋へ移動。同駅は従来在来線の「船小屋」駅だったのを移設し新幹線との乗り換え駅としたものです。従来は乗客の少ない小駅だったのですが、ここから熊本まで鹿児島本線と九州新幹線が離れて走ることから、それら地域からも九州新幹線が利用できるようにするために設けられました。
この駅周辺では公園が造成中で、完成後は緑の中の新幹線駅として知られることになるでしょう。開業記念イベントは中止になってしまいましたが、地元の人や撮影者は多く訪れているようで、この辺りは通常の開業日と変わらないですね。ここでは列車の通過を撮影しています。

その後「つばめ」で熊本へ移動。熊本では記念入場券・乗車券の類を購入します。この駅では3種類販売されていましたね。購入するための行列も長く、観光協会の人も改札前でアピールしており、素直に開業を喜んでいる印象でしたね。
そして「つばめ」で鹿児島中央へ戻り、いよいよこの日のメインである「みずほ604号」への乗車になります。この「みずほ」は鹿児島と新大阪を最小限の停車駅で走り、同駅間を最短3時間45分で結びます。
今度はあらかじめ指定券を取っていたので、指定席車に座ることになります。こちらは自由席とは異なり、2+2の配置となっています。
この列車の途中停車駅は熊本・博多・小倉・広島・岡山・新神戸と最小限に絞られています。「さくら」はより多くの駅に停車するのですが、「みずほ」は最速達列車として停車駅を極限に絞っていることが分かります。

博多駅での停車時間は若干長かったのですが、何事もなかったかのように停車・出発します。今回乗車したのはJR九州の車両ということで、車内放送のメロディもJR東海・西日本とは異なったものになります。

そうこうしているうちに新大阪に戻ってきました。
九州新幹線が開業して早くも1週間以上が経過しました。九州では津波以外に地震の影響はなかったのですが、自粛ムードがかなり強く九州行きをキャンセル人も多いみたいで利用者が伸び悩んでいるそうです。
http://www.asahi.com/travel/rail/news/SEB201103180010.html

とはいえ何でもかんでも自粛では経済が回らないのも確かです。今回新幹線が走る山陽～九州間は60Hz地域で停電の影響も受けません。ですのでこの機会に九州新幹線に乗って九州を目指されてはいかがでしょうか。

　なお、今回の九州新幹線開業について、関連写真を鉄道SNS「中央駅 ～Central Terminal～」にアップしております。登録制のSNSですので、登録はお気軽にどうぞ！
http://skt-lab.com/railsns/?m=pc&a=page_fh_album&target_c_album_id=173